第21回(平安)大会のご案内

平安(へいあん)大会は盛会を持って終了致しました。

多くのご参加、ご支援をありがとうございました。

会場:京都女子大学音楽棟・幼児教育棟(京都市東山区今熊野北日吉町35)

会期:2023年6月17日(土)-18日(日)

21回案内

【平安】

古来音楽は平和を願って奏されてきた。

「平安京」の名には「平らかで安らかな都」であることを願う気持ちが込められている。久々に京都で開催される今大会。終わりの見えない侵略で、山積みの課題を抱える社会で、異常気象で、皆が苦しい今この時こそ、私たちは共に、平和と音楽表現について考えてみたい。

オープニング:

「仏教讃歌-≪四弘誓願≫≪音楽礼拝≫≪衆会≫」

      合唱と管弦楽:京都女子大学学生有志

    調声:黒田義道 京都女子大学宗教部長

   指揮:坂本光太 合唱指導:ガハプカ奈美

基調講演:「京の美意識」

       佐々木 丞平 京都国立博物館名誉館長

レクチャー:「楽に寄す」

  ・小川 有紀(オルガニスト・音楽学)「明治初期、プロテスタントの宣教師が伝えた讃美歌」

  ・福本 康之(音楽学 仏教洋楽研究)「讃美歌の影響を受けた仏教讃歌」

サロン:専門分野/関心分野を同じくする参加者が共通の話題・テーマについて話し合うサロン。昨年に引き続き、本年も大教室の中でのグループ討論の形態となります。テーマは「音楽文化の夢を語り合う-日本、こうなっていけば素晴らしい。」

 

特 別 公 演:

「文楽人形とその遣いについて-≪寿式三番叟≫≪伊達娘恋緋鹿子≫≪艶容女舞衣≫を中心に-

   出演:桐竹紋臣・桐竹紋秀・吉田蓑悠(国立文楽劇場)

研究発表:18日Ⅰ 9:00-10:30 Ⅱ 10:45-12:15   Ⅲ 13:15-14:45  Ⅳ 15:00-16:30

会場  司会   発表者 発表題目

分科会  司会 発表者と発表題目

AⅠ 多田 純一

①後藤 丹 バッハ「平均律クラヴィア曲集Ⅰ」における前奏曲とフーガの音列的関連

②深井 尚子 ベートーヴェンの哲学的知見と後期ピアノソナタとの関係の考察—ベートーヴェンの日記から—

AⅡ 山﨑 英明

①田舎片麻未 ピアニストの音楽観と指導観の交差—ハンス・ライグラフによる演奏解釈の検討を通して—

②釘宮 貴子 19世紀末から20世紀初頭のドイツ・オーストリアで作曲されたジャポニスムの歌曲

AⅢ 中村 隆夫

①藤川 順子 ショパンの歌曲をめぐって

②佐野 晴美 日本歌曲の新しい視座—京ことばによる歌曲の演奏・表現についての一考察—

AⅣ 稲木 真司

①喜多 宏丞 瀧廉太郎《憾》の推敲過程 —手稿譜の比較検証でたどる瀧の音楽的思考—

②小畠 エマ・髙井 翔海  大人のためのソルフェージュ—教会旋法を使用した移動ド教育—

BⅠ 田中 宏明

①三島  郁 鍵盤奏者のためのパルティメント実践の試み

②太田 公子 モーツァルト交響曲第40番の分析—音響心理学的アプローチ—

BⅡ 竹内  直

①山本 奈央 アレクサンドル・スクリャービンの交響曲とピアノ・ソナタの比較研究 1

②宮下 玲衣 三善晃の記譜法に関する一考察(2)—1970年代の作品を例に—

BⅢ 神部  智

①鷲野 彰子 20世紀前半の即興の前奏演奏実践例とそれを取り巻く要因の関係性

②齊藤  武 図形楽譜の時代〜武満徹の2つのコロナから考える視ることと聴くことの感性の進化

BⅣ 成瀬 当正

①渡邉 寛智 ヴェルディのオペラ作品における歌唱旋律の変化

②細川ひとみ 19世紀前半~半ばのパリのワルツ—サロン作品、舞台作品の分析を通して—

CⅠ 小野 亮祐

①木村 貴紀 音楽評論に於ける客体化の是非(仮)

②清水  稔 即興と作曲行為における自由の再定義

CⅡ 渡辺 修身

①田中 昌司 イメージ演奏実験結果が示唆する脳内演奏のメカニズム

②大西(加藤)亜希子・田中 昌司・小林 瑞季 クラリネット演奏時の脳活動に関する考察および脳波の楽曲への応用 

CⅢ 鈴木慎一朗

①本間 千晶 体幹強化が演奏表現に及ぼす効果—スポーツトレーニングからの応用

② 伊達 優子 コロナ禍で学生は「音楽を対面で “ 発表すること ” と “ 視聴すること ”」をどう捉えたのか

CⅣ 佐藤 和樹

①寺内 大輔 演奏者自身の音楽履歴を素材化した音楽表現

②阿部亮太郎 社会問題を視野に入れた創作活動について

DⅠ 田島 孝一

①中畑  淳 室内楽曲におけるピアノパートの指導(3)

②松井 典子 オーストラリアのピアノ教育システムに関する研究

DⅡ 国府 華子

①髙井 翔海 音感とは何か —定義の再考とEdwin E. Gordonによる音感測定テスト—

②尾見 敦子 「移動ド唱solfa-singing」による「言葉に拠らない音楽鑑賞」の提唱

DⅢ 澤田まゆみ

①近藤 茂之 子どものヴァイオリン演奏におけるピアノ伴奏の一考察—表現力向上に寄与するために—

②中村 公俊 古くて新しいヴァイオリン教本—子どもと先生のデュエットで豊かな音楽が広がる—

DⅣ 大竹 紀子

①杉山 雄一 ワジム・ボリソフスキーの編曲—プロコフィエフ:ロメオとジュリエットを例として—

EⅠ 新山王政和

①酒井 勇也 ライヴ・エレクトロニクスを活用した音楽表現活動の教材性

②河本 洋一 『ビートレカード』を使ってリズム遊びを楽しもう!

EⅡ 長山  弘

①魏   然 ポピュラー音楽における西洋クラシック音楽からの「借用性」−日中の事例を通して—

②宮川  渉 ポピュラー音楽における音色の分析方法に関する一試論

EⅢ 小西 潤子

①村尾 忠廣 上音ウキの核音化による4度枠・5度枠構造、その認知・表現方法をめぐって

②近藤 真子・平山 雄大 ジャムセッションで育む子どもの拍感—ニュー・マテリアリズムの視点より—

EⅣ 吉田 直子

①櫻井 知子 保育者養成機関における音楽表現の授業のあり方ーミュージックケアの体験を通して

②内山 育子・佐野晴美・藤川順子 授業における音楽劇の取り組み

FⅠ【特別企画ワークショップ】

安藤 珠希  榊原 明子 縄文・弥生・古墳時代の古代琴の変遷と、復元琴の新たな可能性

FⅡ【特別企画ワークショップ】

木下 千代  鶴澤 友球 〝音曲の司〟義太夫節を語ってみよう!

FⅢ 嶋田 由美

①佐野 仁美・ 岡林典子—5歳児のグループ活動における絵かきうたづくり—子ども園での実践をもとに—

②荒川 恵子・ 豊田 典子・太田 公子 音楽と科学の融合プログラムに関する一考察

FⅣ 徳永  崇

①鈴木 祥隆・ 松浦 光男 アンクルンを用いた教科横断型講義の実践

②岡 ひろみ 障害児者の余暇支援活動における音楽活動

GⅠ 永岡  都

①井上 幸一 造形のイメージによる音楽表現−アートプログラム開発の実践報告−

②余田有希子 無声映画伴奏譜集にみられる場面設定の音楽表象

GⅡ 渡会 純一

①疇地 希美・ 佐久間真理・嶋田ひろみ・山本八千代・吉村雅美 鑑賞作品『すてきな三にんぐみ』

②奧   忍 ウクライナとロシアの音楽物語の映像化

GⅢ 加藤富美子

①梅津 彩音 地域の学校において開催した大学生によるコンサートからの一考察

②小島 千か 教員養成における音楽づくり

HⅠ 柳 憲一郎

①宮本賢二朗 ドイツにおける移民・難民の児童のための音楽活動−子ども歌・音楽による言語支援−

②杉江 淑子 子どものための多文化音楽教材集(歌集)の開発に向けて—課題の整理と検討—

HⅡ 坪井眞里子

①加藤内藏進・ 長岡 功・加藤 晴子 ドイツ付近の春・5月の気候と歌

②甲斐万里子 ピアノ演奏における“deliberate practice”の実現過程

HⅢ 舟橋三十子

①高澤  学 鉄条網の中での音楽—第2次世界大戦中アメリカで収容所に入れられた日本人、日系人達の文化活動—

②滝 奈々子 先住民社会におけるポピュラー音楽の感性についての考察 —グアテマラの事例をあげて—

HⅣ 石原 慎司

①坂本  典子 「生」を再構築する表現行為─リズムパフォーマンス「」の創作実践を通して─

②安積 京子 日欧亜比較研究による少子化社会日本の高等音楽教育の中長期課題と対応>

 

21回案内地図

会場への主なアクセス:京都駅八条駅(新幹線側)からプリンセスライン(赤いバス)京都女子大学直行終点で下車(片道:230円乗車所要時間11分(下車してから大会会場まで構内外側に沿って徒歩約10分)

17日土曜日のお帰りのバス、18日朝の大会参加のバスは本数が大変少ないですので余裕を持ってお越しください

以下、プリンセスラインバスサイトです。時刻表の確認ができます

https://www.princessline.jp

https://www.kyoto-wu.ac.jp/access/

タクシーをご使用の場合には、「京都女子大学の体育館前」とお伝えください。守衛さんがおり音楽棟玄関から坂を下った場所のことです

ヤサカタクシー 075-842-1212

MKタクシー 075-778-4141

コロナ対策:3年にわたるコロナ禍が人々にいろんな形で影響を及ぼしました。とはいえ昨年度は様子を伺いながら、おそるおそる全面的に対面で大会を開くことができました。そして実行委員会と学会本部では今年こそは大手を振って堂々と通常の形で準備を進め、大会の日をワクワクしながら迎えたいと考えています。もちろん、対面会場や発表については感染防止の観点から環境設定をいたしますまた、「サロン」はグループ構成を原則とし、「情報交換会=懇親会」はやはりもう一年待つことにしました。事態の推移に伴って本部や事務局から連絡をすることがあります。学会からの緊急連絡は学会HPでお知らせしますので、注視していただきますようお願いいたします。

実行委員会:

委員長:木下千代(兵庫教育大学)

事務局長:荒川恵子(京都女子大学)

委員: 牛渡克之、大谷正和、岡ひろみ、

岡林典子、奥忍、ガハプカ奈美、古庵晶子、

近藤晶子、佐野仁美、杉江淑子、田中純

土居知子、豊田典子、中村公俊、似内裕美子

福本康之、松井萌、三島郁、安田香、吉田直子

参加申し込み手順

Google Formでお申し込みください。

https://forms.gle/XscxFG1ZcuN5yR5c7

①参加費と(会員の方は併せて年会費の)納入を確認してからエントリーしてください。

②参加ご希望の方は会員も非会員も、Googleformに従って必要事項をご記入ください。メールアドレスは間違いのないように、正確にご記入ください。

③学会員で大会あるいは総会に欠席される方はFormの中の 2「大会・総会の出欠について」の該当するボタンを押してください。

 

参加費納入:申込期日までに日本音楽表現学会大会に払込をお願いします。

当日受付では、現金を扱いません。

ゆうちょ銀行「00210-5-142606」029店 当座 142606

学会員:6,000円

学会員以外(一般)3,500円/1日  7,000円/2日「大会要項付」

   (学部学生)1,000円/1日  2,000円/2日「大会要項は500円で販売」

18日のお弁当の購入希望について:お茶付き900円です。参加申し込み時に

Formの該当するボタンを押してください。お弁当代は参加費と一緒にお払込下さい。

参加申し込み〆切:2023年6月5日(月)24;00厳守です。申込日時の厳守を切にお願いします。

その他:18日(日)の学食は閉店です。弁当を申し込むか、各自で適宜ご準備ください。