日本音楽表現学会『音楽表現学』投稿規定
1.名称と内容
日本音楽表現学会は、機関誌として学術研究雑誌『音楽表現学 (Bulletin of the Japan Music Expression Society)』を刊行する。『音楽表現学』には、論文、寄書、展望、解説等を掲載し、使用言語は日本語または英語とする。原稿は未公刊のものに限る。
2.投稿者の資格
投稿者および共同投稿者は、前年度末までに会員資格を取得し、当該機関誌発行年度までの年会費を納入した会員に限る。ただし、依頼原稿執筆者はこの限りでない。なお、筆頭投稿者となれるのは1件とする。
3.原稿の種別
原稿には以下の種別がある。
(1) 原著論文 (Original paper):音楽表現(創造、再現、表現技法、知覚・認知、感性と能力の育成等)に関する研究論文で、学術研究としての形式を備え、独自の知見を示しているもの
(2) 評論論文 (Review article):音楽表現(創造、再現、表現技法、知覚・認知、感性と能力の育成等)に関する独自の見解を論理的に検証するもの
(3) 研究報告(Short report):試験的報告、内外諸研究の追試的検討、研究資料の公表、新しい方法の提案等
(4) 寄書 (Letter to the editor):研究速報、討論、提案、学会に対する意見等
(5) 批評:音楽作品や演奏についての検討、評価、意見等
(6) 書評:音楽表現に関する印刷物についての検討、評価、意見等
(7) 展望 : 今日的な問題に関して、今後の展望を記述したもの
(8) 解説 : 特定の主題について、専門外の者にも分かりやすい解説等
(9) その他、国際会議参加報告、研究所紹介等
原稿は投稿によるものとする。ただし、(5)~(9)の原稿は投稿または理事会からの委嘱による。
4.投稿本数
投稿者および共同執筆者はその年度に原稿1本を投稿 することができる。
5.投稿要領
(1) 原稿の内容は未公刊のものに限る。未公刊の原稿とは、次のアおよびイに該当しない原稿を指す。
ア 書籍、雑誌論文など、印刷され、一般に公開されたもの
イ 電子ジャーナルなど、印刷されていなくても電子媒体により刊行する意図のもと
一般に公開されているもの
(2) 学会等の口頭発表の予稿、および報告、学位論文、および科学研究費補助金などの研究報告については、議論を発展させ、考察を深めるなどの修正・加筆を行った上であれば投稿しても差し支えない。
なお、投稿論文の末尾に付記として、口頭発表/学位論文/研究報告を踏まえていることを必ず明記すること。
(3) 原稿の形式および分量は次のとおりとする。
・ 原稿の刷り上がりページ数を原則として次のとおりとする。多量の譜例や図版、また編集に特別な作業や特殊印刷を必要とするものについては、執筆者に超過負担金を求める。
原著論文、評論論文 : 20ページ以内
研究報告 : 10ページ以内
・ ワープロ原稿を原則とし、『音楽表現学』指定テンプレートを用いて、A4判縦置き、横書きとする。日本語の場合には1ページ= 54字×44行、英文の場合は1ページあたり概ね800語~900語とする。
・ 原著論文、評論論文、研究報告の冒頭には、タイトルおよび、3〜5個のキーワードを記入する。
・ 原著論文、評論論文、研究報告には、日本語の場合は400字以内の要旨を添付する。英語の場合は英語要旨(250語程度)と日本語要旨(400字以内)を添付する。
・ 英語での投稿に際しては、事前に当該分野の研究者のネイティヴチェックを受けること
・ 「投稿申込書」に、必要事項を記入して提出すること
・ 図および表には必ず番号とタイトルをつける。なお、譜例、図版、図表と、それらの作成に用いたソフト名とOS を明記して精細なデータを別添すること 縮小等適正化はデザイン室が行うので、サイズに関係なくオリジナルのデータを提出すること
・ 楽譜の全曲掲載は原則として認めない。
・ 注および引用文献は、論文の最後に一括して記すこと 引用文献の情報には、以下が含まれねばならない: 著者、(論文名)、書名、出版社、出版年、引用ページ。なお、書式については学会 URL の「引用文献の記載方法例」に従う。
(4) 原稿は、Microsoft Word で作成してメールに添付すること。それとは別にコピー1部を編集委員会宛に郵送すること。
(5) 投稿原稿を「投稿チェックリスト」を用いて齟齬がないかどうかを確認し、該当欄にチェックを入れた上で投稿原稿に添付する。
6.投稿原稿の採否について
(1) 投稿原稿は、編集委員会の依頼を受けた当該分野の研究者4名によって査読される。編集委員会は提出された査読報告を基に掲載の可否について決定する。
(2) 投稿原稿は、査読の結果、修正を求められることがある。
(3) 編集委員会は、論文等の採否決定後、速やかに執筆者にその旨通知する。
(4) 投稿者は、査読結果通知書送付日より2週間以内に編集委員会に書面にて異議申し立てをすることができる。
7.原稿締め切りについて
毎年5月15日とする。郵送分については5月15日付け消印を有効とする。
8.学会誌掲載の論文等の著作権について
1年間学会に属する。
9.投稿先及び問い合わせ先
日本音楽表現学会事務局 『音楽表現学』編集委員会(〒616-8025 京都市右京区花園土堂町1-6)
【附則】
1.本規定は2003年5月30日から実施する。
2004年度~2023年度まで省略
16.2024 年6月22日改正