引用文献の記載方法

1)引用文献の表記方法

・注および引用文献は、論文の最後に一括して記すこと

・引用文献の情報には、以下が含まれねばならない:著者、(論文名)、書名、出版社、(出版地)、出版年、引用ページ。

・引用文献の記載方法は、A「注方式」、B「引用文献一覧方式」のいずれでもよい。

・使用楽譜、音源資料等は「引用文献」と別記にする。記載は文献記載方法に準じる。

A「注方式」

文献を引用あるいは参照した箇所に注番号を入れ、論文の最後に対応する注番号をつけて文献の書誌情報を示す。

B「引用文献一覧方式」

文献を引用あるいは参照した箇所に、著者姓(family name)、発行年、参照ページを括弧でくくって入れ、引用・参照文献の書誌情報(著者名、出版年、『書名』、出版地:出版社)はまず日本語文献の著者名をアイウエオ順、次に欧語文献の著者名をアルファベット順で一括して示す。

2) 日本語文献の表記方法

A「注方式」の表記と書誌情報記載例(著者名,『書名』,出版地:出版社,出版年,該当ページ)

・・・・「全体としての文化は学習された行動である」1)

【注】

1)メリアム,A.P. 『音楽人類学』藤井知昭,鈴木道子(訳)東京:音楽之友社,
 1980, pp.182-185.

B「引用文献一覧方式」の表記と書誌情報記載例(著者名、出版年、『書名』、出版地:出版社)

・・・それぞれの社会集団での音楽の扱いには偏りがあることが指摘されている(徳丸1996:140)。

【引用文献】

徳丸吉彦1996『民族音楽学理論』東京:放送大学教育振興会.

*訳書の表記方法

a) 日本語訳を用いて論文を書いた場合の例

ゴードン,E. (1973) :徳丸吉彦監訳,久原恵子訳『音楽教育の心理学』〔講座現代の音楽教育学,1〕東京:カワイ楽譜.〔Gordon, E. (1973). The psychology of music teaching (Prentice-Hall contemporary perspectives in music education series). Englewood Cliffs, N.J. : Prentice-Hall.〕

b) 原書を用いて論文を書いた場合の例*青字表記はイタリック体

Gordon, E. (1973).The psychology of music teaching (Prentice-Hall contemporary perspectives in music education series). Englewood Cliffs, N.J. : PrenticeHall.(邦訳:ゴードン,E.(1973):徳丸吉彦監訳, 久原恵子訳『音楽教育の心理学』〔講座現代の 音楽教育学, 1〕東京:カワイ楽譜.)

3)英語文献の表記方法

 引用文献の表記法は、A「シカゴ・マニュアル」、B「APAマニュアル」のいずれでも良い。ただし、1本の原稿の中では統一すること

 * 詳細は本学会編『音楽表現論文執筆のしおり』を参照のこと